ロハスという言葉を最近よく耳にします。
ロハスとは、“健康や環境問題などを重視するライフスタイル=lifestyles of health and sustainability”の頭文字をとった造語です。
実際には、流行語として“ロハス”を使う人が多く、最近はナチュラル(パイン等の無垢材)な部屋や、シャビー系(古木など仕様)の部屋にも“ロハス”っぽいというような言い回しが使われています。
ですが、木を使う家が“ロハス”なのかというと、本来の“ロハス”の意味とは違ってきます。言葉そのままを形にするならば、設備や住宅のハード面( 気密性や断熱など )は不可欠です。
しかし、デザインなど「見栄え」で木の家が好きという人が、今また増え続けているのは事実です。それは環境問題・健康問題もさることながら、“ストレス社会”が原因の一つといわれています。人はどこかで、家にも 癒しを求めているのかもしれません。
そこで、ナチュリラ[ル・タン・リュクシュ―]のハード面とは別に、“木”本来の『性質・特性・メリット』を他と比較し、木の良さを改めて見直していきたいと思います。
木材の精油は、血圧を低下させ、リラックス状態にします。
逆に不快感を強く感じさせるオイゲノールは、脈拍数を無意
義に増加させ、ドキドキやストレス状態が生じます。
木材の精油は、リラックス効果の他にも、作業効率の上昇
がみられ、ストレス状態になるオイゲノールは、作業効率を
低下させます。